長引くうつへの効果的な対処

こころの不調

失敗を許せる自分であるために~あなたが目指せる「解決」とは?

「セルフ・コンパッション」と「セルフ・マネジメント」を念頭において,日々の生活をマインドフルに営むことです。

解決の形はそれぞれですが,何かものすごいことが起こるわけではありません。問題が解決したあとの生活,は「問題がなくなった普通の生活」であり,ありふれた,どこにでもある生活であるはずです。少しでも心の平穏が増えたなら,大きい変化のための小さい一歩を踏み出したと言えるでしょう。

具体的な変化としては,以下のようなことが期待できるでしょう。

 自分の気持ちや行動を「自分で決める」ことができる。

 先のことより「今やること」に集中できる。

 悩みそのものを受け入れることができる。

 自分に信頼を寄せることができる。

 自分を受け入れることができる。

 感情的な「解放」がうまくできる。

従来の認知行動療法だけで足りますか?

 最新の「第三世代」認知行動療法を軸としています

本質的解決を促進する第三世代認知行動療法3つの方法

アクセプタンスとコミットメント;ACT 「いま・ここ・自分」 

苦悩を受け入れてともに進む
⇒ 今までの悪循環のパターンを見つけることから始めます。そのために「苦悩のリスト」「解決パターン分析」などに取り組み,自分の問題のとらえ方が問題を維持させていることに気づきます。そしてそこから抜け出すために必要な知識の習得とともに,「脱フュージョン」など様々なエクササイズによって,解放を目指します。トラウマをも「受け入れる」そんな柔軟な強さをもちいる方法です。

「今の瞬間に存在することへの気づき」  マインドフルネス  

ココロの自動操縦を解除
⇒仏教における禅・瞑想に端を発する行法を現代風にアレンジした心身の修養法です。呼吸法を始めとする体験的エクササイズによってココロとカラダを「つないで」、不快な自己否定的な思考などの「心の動き」を能動的にあつかう方法を学びます。上記のACTでも重要な技法として用いられ,うつ予防、能力開発など、多方面で有効性が認められています。

「自分への広大無辺な慈悲の心」     セルフ・コンパッション

自己批判や恥の感情から抜け出し自分に対しての「慈しみ」をもつ
⇒セルフ・コンパッションとはある意味での「強さ」でもあり,苦悩から解放させるための「祈り」でもあります。それを他者だけでなく自己へも向け,自分に対してのいたわりや思いやりの気持ちを涵養します。自己批判的な人には他者へのコンパッションはあるのに,セルフ・コンパッションを避けようとする傾向があります。セルフ・コンパッションは,安易に「自分をほめる」とか「認める」ということではなく,セルフ・コンパッションの必要性や意義などをしっかり理解すること,そして自分と向き合うことに対しての責任をもち,自分を苦悩から解放するために行う積極的な努力をする,というある意味での「厳しさ」をもっています。それとともに代表的な「慈悲の瞑想」などのエクササイズに取り組みます。

これらで性格が変えられるのでしょうか?

 これらは「性格をマネジメント」する方法です

「性格」とは様々な要因が重なり,まじりあって作られているものなので,これらによって「性格」を変えられるかというと,それは性格の定義によります。

ただ,性格の重要な要素である「学習」による影響に鑑みれば,「性格をマネジメント」するというとらえ方は可能と言えます。

悩みそのものの「辛さ」は変わらなくても、ちょっとした出来事で思い悩んだり、人との関係の中で自分を責めたり、卑下したり、比較するたびに一喜一憂するなどの気分の揺れ動きを最小化して、自己肯定的な側面を前面に出すことが期待できます。

結果的に、前向きで成果が上がりやすい行動のパターンがとれるので、「性格が変わった」という状態になることはできるかもしれません。

トラウマと「今のあなた」のつながりを「弱め」、慈悲の心とともに「現実のあなた」「今のあなた」を正しく理解することでセルフ・イメージを高め、楽に人間(じんかん)を渡っていく術を持てる可能性が高まります。


これらの方針は「特別」なものではありません。当所の問題への対処すべてに共通する「問題解決」の根本原理をご説明するものです。すこし分かりにくいかもしれませんが、カウンセリングの際には、必要に応じて、これらをわかりやすくご説明しながら進めていきます。

※ご相談の内容に応じ、お客様の段階を考慮して、認知行動療法の技法の中から適切な方法を選択して行います。無理なご提案は致しません。


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