失敗を許せる自分であるために~あなたが目指せる「解決」とは?
「セルフ・コンパッション」と「セルフ・マネジメント」を念頭において,日々の生活をマインドフルに
解決の形はそれぞれですが,何かものすごいことが起こるわけではありません。問題が解決したあとの生活,は「問題がなくなった普通の生活」であり,ありふれた,どこにでもある生活であるはずです。少しでも心の平穏が増えたなら,大きい変化のための小さい一歩を踏み出したと言えるでしょう。
具体的な変化としては,以下のようなことが期待できるでしょう。
- 自分の気持ちや行動を「自分で決める」ことができる。
- 先のことより「今やること」に集中できる。
- 悩みそのものを受け入れることができる。
- 自分に信頼を寄せることができる。
- 自分を受け入れることができる。
- 感情的な「解放」がうまくできる。
本質的解決を促進する第三世代認知行動療法3つの方法
アクセプタンスとコミットメント
マインドフルネス
セルフ・コンパッション
これらで性格が変えられるのでしょうか?
「性格をマネジメント」
「性格」とは様々な要因が重なり,まじりあって作られているものなので,これらによって「性格」を変えられるかというと,それは性格の定義によります。
ただ,性格の重要な要素である「学習」による影響に鑑みれば,「性格をマネジメント」するというとらえ方は可能と言えます。
悩みそのものの「辛さ」は変わらなくても、ちょっとした出来事で思い悩んだり、人との関係の中で自分を責めたり、卑下したり、比較するたびに一喜一憂するなどの気分の揺れ動きを最小化して、自己肯定的な側面を前面に出すことが期待できます。
結果的に、前向きで成果が上がりやすい行動のパターンがとれるので、「性格が変わった」という状態になることはできるかもしれません。
トラウマと「今のあなた」のつながりを「弱め」、慈悲の心とともに「現実のあなた」「今のあなた」を正しく理解することでセルフ・イメージを高め、楽に人間(じんかん)を渡っていく術を持てる可能性が高まります。
これらの方針は「特別」なものではありません。当所の問題への対処すべてに共通する「問題解決」の根本原理をご説明するものです。すこし分かりにくいかもしれませんが、カウンセリングの際には、必要に応じて、これらをわかりやすくご説明しながら進めていきます。※ご相談の内容に応じ、お客様の段階を考慮して、認知行動療法の技法の中から適切な方法を選択して行います。無理なご提案は致しません。
最後までお読みいただきありがとうございました。