行動療法

認知行動療法

行動療法(Behavior Therapy;BT)

※「技法」について説明していますが、概要を簡略化して説明してあるだけです。専門家の見立てと指導の元で行うことで効果が期待できます。

現代心理学の祖とも言える、スキナーによる「オペラント条件付け」の考え方と、パヴロフによる「条件反射」の考え方を発展させた「レスポンデント条件付け」の考え方を用い、人の学習の原理を応用した行動変容のための技術です。

一般に認知行動療法の第一世代とも言われ、スキナー以来、様々な行動に関する知見が積み重ねられていますが、今日でも、行動はその行動の結果(賞・罰)によって成立し、維持されるという点においては共通しています。

そこから、問題行動が維持されるしくみ、または新しく行動が形成されるしくみを実験的研究を元に分析し、刺激を統制したり、強化子(結果)を統制することで、問題行動の修正や、望ましい行動の形成を目的として臨床に応用されています。

主に、問題となる習慣的な行動に対して環境的なアプローチが必要な時によく用いられますが、近年は行動のマネジメント法(パフォーマンス・マネジメント)として様々な問題について応用され、生産性の向上やメンタルヘルスにおいても利用されています。

行動がストレスを強める方向に維持されている場合、ストレスを弱める行動を形成したり、積極的なストレス対策を推し進める行動を増やすなど、行動の原理にもとづいた対処を行う事で,ストレスマネジメントの効率化をはかることができます。

オペラント条件付けによる代表的な行動の原理

  1. 強化の原理:好ましい結果(好子)が得られると,その直前に行っていた行動が繰り返されやすくなる。これを「強化」と呼ぶ。
  2. 消去の原理:好ましい結果が得られないと,その直前に行っていた行動が起こらなくなる。これを「消去」と呼ぶ。
  3. 弱化(罰)の原理:行動の直後に望ましくない結果(嫌子)が生じると、その行動は繰り返されにくくなる。これを「弱化」と呼ぶ。
  4. 回避の強化:嫌子が与えられ続けると、嫌子を避ける行動が強化される。これを回避の強化と呼ぶ。

以上を応用した基本的な技法として、行動強化法や刺激統制法、系統的脱感作法や暴露反応妨害法など多くの技法が知られています。

当所でも,認知行動療法・ストレスマネジメントにおける背景理論、行動変容法の一つとして、様々な状況において活用しています。

認知行動療法
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