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ストレス・マネジメント(Stress Management)
ストレス・マネジメントにおける対処法の概要(参考)
☆ ストレス状況の積極的な問題解決を図る。
① 原因(ストレッサー)に向き合い、解決しようとする。
② 苦手・不安を克服するための知識・技術の学習をする。
③ 問題を具体的に考える。
④ 計画表を作ってその通りに行動する(生活に秩序を作る)。
☆ バランスのとれた考え方をもつこと
① 柔軟な思考をもつ:幅広い視野でものごとをとらえてみる、一つのことにとらわれない。「失敗も良い経験だ」と思うようにするなど。
② 「完璧主義」「ねばならない」は諸悪の根源。「思いこみ」を取り払う。
③ 先のことを考えすぎない、過去にとらわれない。(「今、ここ」に注目)
④ 考えの「反すう」を断ち切る。
☆ 対処行動を身につける
① 自分の「感情」を認識し、それを表出する(アサーション)。(感情を抑えると体や心理状態に病という形で表出される。)
② コミュニケーション・スキルの学習(SST)
☆ 生活習慣をしっかりと(身体のコンディショニング)
① 規則的な生活習慣をもつ(不健康な生活習慣はストレスを強める)。
食べる(栄養)、眠る(睡眠衛生)、動く(身体運動)、楽しむ(心の栄養)
② 「質の良い」休息の実践(様々なリラクセーション法)。
③ 不安・緊張を低減させるための工夫(リラクゼーション法の実践)。アロマ、入浴、音楽、瞑想、気功、ヨーガなど。
☆ 余暇活動(気晴らし・楽しみごと)の重要性
① 余暇活動(=心のエネルギー補給)を積極的に行うことがストレスの緩和につながる。「ほしがりません、勝つまでは」は最悪。楽しみごとリストをつくる。
② 休息と補給(楽しみ事)を心がける
☆ ソーシャル・サポートの有効活用
① 他者からの有形・無形の支援があると、ストレスは軽減する。
② 上司・同僚・家族など相談できる人を持つ。相談するという習慣をつけることが、ストレスへの対処法としてとても有効(ストレス-悩み-を誰にも相談しない人はストレスのレベルが著しく高い)。
③ 人への相談は「健康な依存」。「秘密」を打ち明ける機会を作る。
これらの方法のレパートリーを増やし、状況に応じて使い分けることが大切です。