健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、單に疾病又は病弱の存在しないことではない。
(WHO憲章,1948:外務省ホームページ「世界保健機関憲章」より引用)
健康を保つちょっとした習慣づくり~ウェルネス・カウンセリング
健康とは、WHOも定義するように、単に病気ではない、というだけではない意味があります。病気を遠ざけるとともに、できるだけイキイキと充実した生活ができることが望まれます。
ただ、たとえ何か病気があっても、イキイキさややりがい、生きがい、渇望する目標などがあったり、病気そのものを前向きに受け止めるなど、日々の生活の中に彩を持つことができれば、それもまた健康の一つの形といえるかもしれません。
さて、近年の一般な傾向として、健康のためには「予防」が何より重要とされています。ガンや歯科治療などにおいても、発症後、悪くなってからの治療よりも、いかに未然に防止するか、または小さい病変のうちに根治するという、早期発見・早期治療で早めに対処することが重要視されています。
そのために、定期的な健診が推進されていますし、それに加えて、「健康的な生活」への意識と取り組みがますます必要になるでしょう。特に、高齢になると様々な疾患のリスクが上がるので、いわゆる「健康寿命」を上げるためにも大切な取り組みといえるでしょう。
例えば、いわゆる「メタボ健診」などもその一つですが、食習慣や運動習慣は心身の健康を保つために欠かせない基本的なライフスタイルですので、バランスよく食べることや定期的な運動などの意欲を高めて実行に移すために、専門家によるカウンセリングが推奨されています。
もちろん、中年期、高齢期に差し掛かってからではなく、若いうちからそうした取り組みに意識的に取り組むことで健康度を増進することは、遊びや仕事など様々な領域でパフォーマンスを上げ、医療費の削減や生産性の向上など、個人だけでなく社会にも大きく貢献する成果がもたらされるでしょう。
そうした習慣づくりのためにも、カウンセリングは効果を上げます。
※当所では、心の病の改善を目指すいわゆるカウンセリングをメンタル・カウンセリング、上記のような健康の維持、増進を目指すカウンセリングを「ウェルネス・カウンセリング」としてご提供しています。
こんなときに
1.疲れやストレスがたまっている方
- 複数のストレスを抱え、今までになく感情が混乱し、気分が不安定なとき。
- 特に精神的に問題があるわけではないけど・・・自分のことなどについて客観的に話を聴いてもらいたいとき。
- 自分の本当の気持ち、考えがよく分からなくなっているとき。
- 疲れがたまり、目減りしたエネルギーを回復したいとき。
- 本当の自分を見つけたい、というとき。
- 愚痴を聞いてもらいたい、というとき。
- どことなく、何となく、今の自分に物足りなさを感じている、実力を発揮できていない、自分の別の側面を見つけたいなど、悶々とした現状を打破したい、とお思いのとき。
- 上記のような問題で病院受診を考えているが躊躇しているとき。
2.こころのフィットネスでさらに磨きをかけたい方
- 「転ばぬ先の杖」として、これからのことを考えて、あらかじめ対処法を学んでおきたい。
- 近々、何かで少しストレスが大きくなることが予想される。
- 事情は様々でしょうけど、まさに「予防接種」のように少し時間とお金をかけて「耐性」をつけておきたい。
具体的な方法論
基本的には下記のような方法でアプローチしていきます。
- 健康効果や生産性の向上にも役立つ「マインドフルネス」
- レジリエンスの向上のために、「ストレス・マネジメント」
- 緊張する場面に強くなる「リラクセーション法」
こころのフィットネスについてはこちらの「ウェルネス・カウンセリング」もご覧ください。
メンタル・カウンセリングについて
メンタル疾患等で治療をされておられる方への治療の一環としてのカウンセリングは「メンタル・カウンセリング」でお受けしております。
- うつ病や不安障害で通院中で、並行してカウンセリングや心理療法によるお支援を受けてみたいとお思いの方。
- ご本人ではなくても、そのご家族、職場の関係者の方々などへはコンサルテーションを行います。例えば、うつ病の家族との接し方、かかわり方など、ご本人の回復を手助けするために、また、ご自分のお気持ちを安定させるためなどにご利用いただけます。