こんにちは。カウンセラーの小村です。最近,新しい趣味を見つけました。山歩き+αで,「石」を探すことです。運が良ければ水晶が見つかることも。
それと,きれいな景色を写真や動画に収めることです。楽しかった思い出を持ち帰ると,リフレッシュ効果がより持続しそうです。
カウンセリングもどうぞお気軽にご利用ください。
いつも,「できていない」と思っていませんか?
仕事が忙しいとついがんばりすぎてしまい,疲れをため込んで不調をきたす例は少なくありません。
特にメンタル面で不調をきたしやすい特徴の一つに,「できていないことに焦点化する」という思考のパターンがあります。
8割方できていても,その8割の中に1分の失敗なり誤りを見つけるとそれを拡大視し,できている8割分さえできていない,というふうに考えてしまうのです。
失敗の拡大視
いわゆる完璧主義のパターンです。完璧であろうとする態度そのものはいいのでしょうけど,失敗や叱責を恐れるあまり,かえって活動性が落ちたり,がんばりすぎが空回りしたり,といった弊害が生まれることもあり,それがメンタル面の不調につながりやすくなります。
完璧主義の人は「完璧であらねばならない」という偏った信念(思い込み)にとらわれ,さらに「完璧でない私はダメな人間だ」と考えを深めやすいのです。
つまり,いつも自分にダメ出しをし続けているのですね。
こうした方は,周りがいくらほめてくれてもなかなか自分を受け入れられず,自信を失いやすいのです。
完璧主義から離脱するには
もちろん,ミスそのものはないのに越したことはありませんので,失敗を検証し,反省する態度は大切ですよね。
そのためには失敗,または失敗した自分を受け入れる,という柔軟な態度が必要になってきます。失敗を受容できる態度はとても謙虚で前向きな態度と言えます。
そのためには,少し合理的に考える必要があります。
それを解決するためには,次のように,
「私は人である」
「だから私もミスをする」
という三段論法を受け入れ,考え方のバランスが取れたらどうでしょうか。
「失敗する私」を受容する
「完璧ではなく失敗する私」という認識を持ち,失敗を真摯に正面から見つめて受け入れる,という姿勢の方が,メンタル面でも楽になり,仕事上の成長にもつながるかもしれません。
失敗を受け入れる,ということは,失敗をしてもいいと思えることです。
全ての人が失敗をする,ということは,
そう考えると,何事にも,不安を減らしてかかわっていけるのではないでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございました。