新入社員の悩み
学生から社会人になることは、人生における大きいライフ・イベントの一つです。
あまりにもライフスタイルを大きく変えなければならないため、どうしても、生活になじむためのエネルギーを消費してしまい、次第に疲労がたまってきます。そうすると仕事の能率も落ち、それを取り返すためにますますがんばって疲れが蓄積されてくることに。
これは誰もが、すべての人が必ず通る道であり、通過儀礼のようなもの、であります。
ただ、それが行き過ぎてメンタルヘルスに不調をきたす、ということになってしまっては、せっかくの可能性にあふれた社会人生活が滞ってしまいます。
困った時はまず問題の整理
少し問題を整理して、掛け違えたボタンをかけなおしていければ、案外、先が見えてくることもあるものです。
新人が陥りがちなワナ、「今までの自分でい続けたい」「早く一人前になりたい」「理想を高く持ちすぎている」などをチェックしつつ、社会人としてのセルフ・マネジメントを学び、可能性を十二分に発揮してほしいと思います。
成長は少しづつ,でいいのです。
人に相談するという選択肢
つらい時には誰かを頼る,という思考も大切です。家族や友人など,話を聞いてくれそうな人に相談してみましょう。人に話すだけでも気持ちが楽になることもありますし,違った視点での助言ももらえるかもしれません。
それが難しい時には,専門家を頼るのも有効です。専門家は専門知識を持つ第三者として,さらに客観的で違う角度からの助言をしてくれるかもしれません。
会社の相談窓口や民間の施設でもいいと思いますので,自分の気持ちを整理する,何はともあれ,まずは落ち着くために,相談を利用してみましょう。
もし,心身に,いつもとは違う不快な反応が出ている時には,ためらわず,相談または受診をして,自分の健康を守るという思考を持ちましょう。
相談は「健康な依存」です。困ったときに人に頼ることは全く恥ずかしいことではありません。
一人で悩み続けない」という選択肢もあることを忘れないでくださいね。