ワークライフ・バランス

メンタルヘルス

家庭と仕事の両立

ワーク・ライフ・バランスは仕事と家庭生活をうまく両立させ,仕事と家庭の間に起こりがちな葛藤を解消して,幸福度の高い生活を維持することの大切さを表す言葉です。

仕事をバリバリやることの重要性は否定できませんが,時間には限りがあることから,どうしても私生活が犠牲になることもあり,それがきっかけで夫婦仲が悪くなったり,子どもとのコミュニケーションがおろそかになったり,そもそも働く人が健康を害すというリスクなど,仕事への比重が高いことによる弊害が生じてきます。

せっかく仕事で高い業績を上げ,高い評価を得て,高給を得ることができても,家庭内の居場所がないとストレスはたまる一方です。働く人の予防的なストレス軽減の取り組みとして,今では当たり前の考え方になってきているといえるでしょう。

また,時代も移り変わり,個人個人の価値観も多様化し、ライフスタイルも様々になってきている昨今、私生活も仕事も大事にしたいと思う方にとって、両者のバランスの取り方はとても重大事ですね。

近年は政府が推進する「働き方改革」の波もあり,個々人が多様な働き方を認識し,企業もそれを後押しするために様々な改革を実施することが求められてきています。働く人が無理なく,ワーク・ライフ・バランスを適切に取り,幸福度の高い働き方ができれば,メンタルヘルス不調の予防にこれ以上のものはないかもしれません。

ただ,もちろん,各職場や個人・家庭にはそれぞれの事情があるわけで,全ての人に受け入れられることではないかもしれません。それぞれの事情,それぞれの価値観とも関係してくる問題といえるので,まだまだ課題は多いかもしれません。

そのうえで,少し理想的で楽観的な考えで述べてみると,ワーク・ライフ・バランスは,単なる仕事とプライベートの配分,というとらえ方だけでなく,生きるにも,仕事にも,様々な選択肢があり,その中から自分の適性や生きがいにつながる選択肢が積極的に取れるように促す環境,ととらえることが大切かもしれません。

そのような環境が実現することにより,当然,人の健康を害する悪いストレスを減らし,価値観に沿って人が生き生きと,よいストレスの中を高い幸せ感とともに生活する世界が近づいてくれることを願います。

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心理カウンセリングオフィス 広島心理教育研究所