人間関係

人間関係

人間関係は難しいものです。よくない人間関係の問題はストレス要因としてとても大きいもので、メンタルヘルスを害する要因であるとともに、人間関係しだいで仕事の量や質が影響を受けることも知られています。

著しく人づきあいが苦手で,それが生活上の困難につながるようであれば,社交不安症(SAD)といった疾病として扱われることもあります。

ただ、人間関係そのものは、ハラスメントのような関係性の中のパワーバランスの濫用がないのであれば、何らかの方策をとることで,徐々にでも改善していくこともできます。

個人的な要因として捉えれば、人間関係がうまくいかずストレス、というときには、たいていの場合、人とのコミュニケーションのとり方があまり上手ではない、得意ではない、というコミュニケ―ション上の「スキル」の問題が含まれることが多くみられます。

人間関係が苦手,というのは個人の特性として生じることもありますが,コミュニケーションそのものはスキル(技術)でもありますので,学習によって変えていくこともできるでしょう。

一般的にはソーシャル・スキル・トレーニング(SST)やアサーション(さわやかな自己主張)・トレーニングなどの認知行動療法に基づく訓練によって学習することが出来ますし、トレーニングまでしなくても、心がけや心構えをすこし変えてみるだけで、「楽」になる場合もあるかもしれません。

また、人とのかかわりを持つときに、相対的に自分を卑下して考えてしまうような、自己否定感や自己犠牲的な考えがあると、コミュニケーションを避けることが増え,人間関係はとても大きなストレスになっていくことも。

自分に対して肯定的に捉えて、自分も相手も大切に出来るような考えと振る舞いを身につけていくことで、人間関係を楽にしていくことが出来ます。

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