がんばりすぎる自分と折り合うための一つのコツ

たまにはのんびりしたい,と思っても,気が付いたら深夜まで仕事をしたり,残業を繰り返したり,といった働き方をしてしまう方もおられると思います。

仕事でなくても,つい,根を詰めてしまって,それが翌日に疲れとなって影響する,といったこともあるかもしれませんね。

エネルギー浪費型についての記事で書いたこともありますが,不安に駆り立てられて仕事をするワーカホリック・タイプの方に多い傾向です。

こうしたタイプの方のなかには,元気な時には元気でいられますが,何かのきっかけで気分が下がると,一気にどん底まで落ち込んでしまい,元気な時とは裏腹に何もする気が起きない,いわゆる「うつ」的な状態が続きやすくなる方もおられます。

がんばる時と落ち込んでいるときの気分の揺れ動きの幅がとても大きいのですね。

がんばることも落ち込むことも,誰にでもあることなのですが,その幅がとても大きいと行動が一定せず,自分で自分をコントロールできないという感覚が生じるため,とてもつらい状態に陥ってしまいます。

そうでなくても,エネルギー浪費型で働きすぎるといつか「燃え尽き」てしまい,うつ状態に陥ることも少なくありません。

今回は,そうした状態に陥らないように,行動をマネジメントして気分を調整する方法について取り上げてみます。

行動を「しすぎない」方向へコントロールするには

まず,エネルギー浪費型からエネルギー充填型への働き方へとシフトして,エネルギー充填のために,「できていることに焦点を当てた思考」を持つことは大切です。

ただし,それだけだと「がんばりすぎる」状態の呼び水になることもあり,特に「完璧主義」の程度が強いほどますますがんばりすぎてしまい,プライベートの生活に影響が及んだりして結局は働きすぎてしまい,多くの問題を引き起こすことになりかねません。

どんなに自分が大好きなことであっても,それを疲労するまで毎日行ったら疲れがたまるのが当たり前です。

結局,バランスが大事,ということでしょうか。

行動のアクセルとブレーキ

例えるなら,行動にも,「アクセル」と「ブレーキ」が必要ということですね。

私は車には疎いのですが,走行性能に優れ,高速で走れるクルマほど,ブレーキの性能が優れていなければならない,と聞いたことがあります。

考えてみれば当たり前で,速く走るほど加速度がついているわけですから,それを減速・停車するためには,より強力な制動力がいるわけです。

人の行動の似たようなものかもしれません。

「喜び」に動機づけられようが「不安」に動機づけられようが,行動にもそれを停止させるための「ブレーキ」にあたるものが必要なのでしょう。

ブレーキの重要性

つまり,行動(仕事)のし過ぎを回避するためには,何によって行動を収めるか,という,何か具体的なきっかけなり手掛かりになるものをあらかじめ用意しておく,ということが役立ちそうです。

その一つは,「タイム・マネジメント」。終了時刻をあらかじめ設定しておき,仕事を時間に合わせて終えられるように,そこから逆算して仕事をしていく,というスタイルですね。

これは,実践されている方も多いかと思います。

もう一つ,認知行動理論に基づく行動マネジメントのためのご提案としては,「To do リスト」…ではなく,「Not to do リスト」をつくることです。

もちろん,いつものTo do リストもあっていいのですが,それと同時に,Not to do リストすなわち,「すること・したいことリスト」そして「しないこと・しない方がいいことリスト」を対にして作っておく,ということです。

これは解釈の仕方によって異なりますが,「しないこと・しない方がいいことリスト」は「To do リスト」ほど具体的に書かなくてもよいです。

例えば,「がんばりすぎる(ことをしない)」,「夜7時以降の仕事(をしない)」,「一人で仕事を抱え込まむ(ことをしない)」「昼休み返上の仕事(をしない)」など仕事にかかわることから,「深酒をする(ことをしない)」,「夜遅くまで起きている(ことをしない)」,というようなプライベートなことも含めることができます。

仕事をしすぎてしまうときには,たいてい,すべきことばかりを考えていて,しない方がいいことについては考えが及ばないものです。

いずれも,ブレーキを利かせることが必要な状況について設定してみるとよいでしょう。

こうして,アクセルを踏み行動が上がりすぎた時に,ブレーキを利かせることの意識が高まれば,やりすぎやがんばりすぎを抑制して,疲れや気分の上がり下がりをコントロールしやすくなりそうです。

ご承知の通り,頭ではわかっていることを「リストアップ」することは気持ちの整理になり,行動のコントロールに役立ちます。

「することとしないこと」「できることとできないこと」,こうした両面性をもってご自分の仕事や行動のスタイルを見直すことで,行動をより自分を大切にできる方向にマネジメントできる可能性が高まると考えています。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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