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子どもの問題

しつけ、不登校、発達の問題、教育の問題など、子育てをしていると多くの問題、悩みに突き当たります。一人で悩まず、親も自分の気持ちを整理する場所と時間が必要です。

不登校は子どものメンタルヘルス不調

不登校の基本的考え方(私論)

子どもは決して怠けているわけではありません。いつでもがんばろうとし、またがんばってきています。

むしろ、がんばりすぎた結果多くのストレスを抱え、行動上の問題である「不登校」として現れているのであって、その本質は「うつ」や「バーンアウト(燃え尽き)」と同じといってもいいでしょう。

多くの不登校の子どもは、生真面目であるが故の「葛藤」を抱えてしまい、それを一人で抱え込んでしまって、複雑な感情に押しつぶされてしまっているのです。

大人の「うつ」には啓発が進み、「うつの人にがんばれと言ってはいけない」という基本的なかかわり方はかなり浸透してきていますが、子どもの場合は「うつ」の症状がわかりにくく、また、大人の方も想定していないため、よかれと思うかかわりが問題を深めてしまっていることもあります。

また、基本的に「学校」という環境は教育の流れ作業であるので、「休むことができにない」(休むと勉強が遅れて取り戻すのが大変)という縛りに拘束されてしまうので、「うつ」を心理的負担なくゆっくり直す、という基本的な治療が難しいという事情があります。

大人のように、「休職・休業」というシステムがあって、治療が進んでいざ復帰という段に「復職支援プログラム」があるように、子どもにも「再登校支援プログラム」があれば、というのはいつも思うことですが、たいてい不登校の対応は「急げ急げ」で学校も親も、とにかく登校させる、ということに固執しがちです。

これは実際、昔の不登校への対応が、「見守って心の成長を待つ」というスタイルだったときに、いっこうに成果が上がらないことへのアンチテーゼとして「積極的に登校刺激を与える」方向へ流れが変わって来たことによります。

そうした流れの中で、効果的な不登校対策が行われている現状もありますが、その「積極的な登校刺激」が一人歩きしてしまっているようにも思えます。

登校刺激の与え方とは

登校刺激は与え方を適切に行わなければ、むしろ「不登校刺激」となってしまって状況を悪化させる要因にも成り得る可能性もあります。

効果的な不登校対策とは時間的金銭的なコストがかかるものであって、やみくもに登校刺激を与えればいいというものではありません。

不登校は早朝は概して調子が悪いですが、午後からは元気になり、夜には「明日は学校へ行く」というように一日での気持ちの変動が激しく、午後以降の様子から、「怠け」と判断されることも多いです。

実際、もともとは上記のような『燃えつき』だったりあるいは何らかの「環境的要因」によって始まったとしても、それが維持される仕組みは、個人の「性格的要因」や「家族要因」によるところが大きくなりますので、そこを放置しておくと、問題が徐々にすりかわり、本来の問題から離れて「怠け」心が優勢になったりすることもあります。一般に「疾病利得(二次利得)」と呼ばれるものです。

大人は生活上の問題などでそうも言っていられない状況が多いのですが、子供はそれが赦される環境であることが多いので、長期化するようになります。

子どもの場合、「行きたいけど行けない」場合は、この二次利得に負けていることが多く、一見登校への動機づけは強いようですが、まずはこの二次利得への対処が必要になります。ところが、本人の内面では、その「不都合な真実」を隠そうとする心理的機制が働くので、本人ですらそれに気づいていないことがあり、かかわりが難しいといえるでしょう。

そして、長い目で二次利得を克服しつつ、登校への動機づけを行い、そして、具体的な登校支援のプロセスに入りますが、そこでは、「登校刺激」が必要になります。

こうしたことを勘案しつつ行う「登校刺激」にこそ意味があるのです。

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