マインドフルネスはお手軽に

マインドフルネス
マインドフルネスには「のんびり」がよく似合います(わが子昼寝中)

こんにちは。マインドフルカウンセラーの小村です。

ストレス対処には「手を変え品を変え」取り組み続けることが重要。

こちらの記事(「新型コロナ禍の中でのストレス対処」)やこちら(「苦しい中でメンタルを持するために試したいこと」)でもご紹介しましたが,

何か一つの「これ」があることも重要ですが,レパートリーが豊富であることはそれだけでストレスを軽減させる効果が期待できます。

さて,今の私の一押しは「マインドフルネス」で,どんなことにもマインドフルネスを随伴させることで,普段の対処法がより効果的になるのは間違いないでしょう。

※マインドフルネスについての詳しい説明はこちら

↑でもご紹介していますが,「歩くこと」や「食べること」など,いつもの行為をとにかくマインドフルに行うことです。

そうして,「自分のストレスや苦境によって苦しんでいる自分を俯瞰する視点」を得ることは,自己に対してのいたわりやねぎらいの気持ちを得るためのゆとりをもたらしますし,それは身体的な健康にも役立ちます。

この「自分を俯瞰する視点」が大切なのですが・・・そうすると,マインドフルネスって少し難しそうなイメージになりませんか?

マインドフルネスは難しい?

「マインドフルネス」は難しいものと思っていませんか?

確かに背景には少し難しい理論もありますが,実践するには難しく考える必要はありません。

皆さんのいつもの生活にある行為・所作を思い出してみてください。

ルーティンでもいいし,そうでないものでも結構です。

普段は何気なくやっているいつもの生活のいつもの所作に,そっと意識を向けてみましょう。

実際,ヨーガのポーズをとらなくても,それだけで立派なマインドフルネス訓練になりえます。

  • 例えば,「歯磨き」「洗顔」などはどうでしょうか?
  • 女性なら「化粧」,男性なら「髭剃り」なども。

ちなみに私は「髭剃り」はとてもマインドフルネスに適していると感じています。マインドフルでないと,ケガしますので。

皿洗いもいいと言われていますが,皿洗いもマインドフルでないと食器を壊しそうですよね。

つまり,動作・所作に注意を集中するものは何でもマインドフルネスになりえます。

マインドフルネスとはマニュアルです

マインドフルネス訓練と言えばヨーガがその代名詞ですが,普段のスポーツ,例えば,テニス,ゴルフ,卓球,バドミントン,キャッチボール,サッカー・・・

全て,注意の集中が必要ですよね。

でも,普段,やり馴れたスポーツをやっていて,マインドフルネスを感じるかというと,そうではないと思います。

それは,慣れたスポーツ(運動・動作)は,「自動的に」行われているからです。

どんな動作もはじめはぎこちないものですが,徐々に慣れて,習熟してくると,あまり意識しなくてもできるようになりますよね。

そうなると,心は動作から意識を離しても,つまり「こころここにあらず(マインドレス)」であっても,動作を続けることができます。

「歩く」などはまさしくそうですし,車の運転や自転車に乗ることなどもそうですね。

それによって,私たちは普段の生活を「ながら」で便利に過ごすことができるわけです。

それはそれで大変いいことなのですが,本来はマインドフルネスを身に着けるせっかくの機会になるはずのものが,マインドレスに行われるのも,もったいないことです。

日常にマインドフルネスを

なので,普段のスポーツ,エクササイズに,改めて「注意」を向けて行ってみるのはどうでしょう。新しい動きを学ぶ必要はないのです。

いつもの動作に,「注意」を集中する,という気持ちを持つだけです。

マインドフル歯磨き,マインドフル化粧,マインドフル髭剃り・・・

マインドフル・テニス,マインドフル・ウォーキング,マインドフル・ストレッチ,などなど,挙げればきりがなくなります。

そうすると,たいていの場合,動作が「ゆっくり」と「やわらかく」または「精妙」になったことに気づくかもしれません。

大切なのは,

  1. 常に動作に注意を向け,
  2. 動作に注意を向けている自分に気づいている,

という視点なのです。

1.は比較的容易にできます。ただ,2はその感覚を知るのには,すこし時間がかかるかもしれません。

2の視点を持つためには,禅・瞑想,といった黙想して行う訓練がどうしても必要になるのでしょうね。

それが,マインドフルネスを難しいイメージにしているのでしょうけど,まずは,普段の動作に注意を向ける,ということから始めてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました