まだ作り立てのサイトですが,マインドフルネスに特化したサイトとして,マインドフルネスについて理論から実践まで取り上げていきます。
マインドフルネスについての詳細はこちら(広島心理教育研究所の関連ページへ飛びます)
私自身,マインドフルネスを実践し,心理学や臨床の経験からも,マインドフルネスが人々の健康や幸福を底上げしてくれることは疑いようがないと思っています。
マインドフルネスを身に着けるには正しい方法で訓練するしかありません。
どんないいことも,続けなければ進歩がないのと同じで,最も大切なのは,「日々,取り組み続けること」です。
たとえ,一日にほんのちょっとでもいいから,「マインドフル」な瞬間を持つことです。
もっとも,それは,気が付いていなくても,日々いつもやっていることです。
大切なのは,「これ! マインドフルネス これ!」と気づけること。
「あ,これがマインドフルネス,ということか!」と実感できること。
色々な訓練の方法は,まさにその瞬間に気づくためにあります。
マインドフルネス訓練とは
訓練というと,ハードルの高さが想像されますが,実際のところ,ある程度の高さのハードルは必要になります。
一定時間の瞑想による訓練やヨーガのポーズなどによる身体操作を用いた訓練など,プログラム化された訓練を一定期間こなすことはやはり必要でしょう。
しかし,我々は「修行」や「苦行」をしたいわけではないのです。
私自身,僧侶でもありませんし,ヨガ行者でもない,一介のカウンセラー(公認心理師・臨床心理士)にすぎません。
ただ,かつて,中国で発展した東洋的行法の一つである「気功」にはまり,武術と合わせてほぼ修行に近い訓練をしたことはあります。
マインドフルネスというと禅やヨーガの技法が用いられることが多いですが,「気功」もれっきとしたマインドフルネスを涵養する技術体系と言えます。
もっとも,別にヨーガや気功でなくてもいいのです。要は,マインドフルネスとはカバットジン博士も言われるように,「その瞬間への気づき」であり,あるいは「気づいている自分に気づくこと。」であります。
そんな意識(意念)をもって行う動作はすべて「マインドフルネス」といえるでしょう。
すなわち,マインドフルネスとは「動作」と不可分であり,「動作」「動き」の中に生まれる意識でもあります。
日々,必ず何らかの動作・動きをしているハズ。たとえ寝たきりでも,「呼吸」という動作をしているハズ。
ならば,意識さえあれば,マインドフルネスはいつでもどこでも,どんな状態でもできるハズ,のものなのです。
つまり,マインドフルへの意識さえ持てば(つまりマインドフルな日々を過ごすことは)それイコール「マインドフルネス訓練」といえます。
少しハードルを上げたプログラム化された訓練と,日常で実践できる「マインドフルな日々」への意識で,マインドフルネスを常駐させ,このストレスが多い世の中を平穏に過ごせる人が増えることを切に望みます。