リラクセーション法への道のり

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 心理臨床を始めて以来、いいえ、それ以前から、いわゆる心身のリラクセーション技法についてはずいぶんと学びました。思えば、小学生の頃、大学生の兄が教えてくれた「スーパーラーニング」が原体験といえるかも。兄が教えてくれたときの様子を今も何となく覚えています。今でも「スーパーラーニング」という名前で現存しているのかどうか分からないけど、今思えば、「ジェイコブソン式漸進性筋弛緩法」を改変したものだと思います。なので、時間もかかるし、小学生には結構キツかったような覚えがあるので、すぐにやらなくなりました^^;

 その後、ブルース・リーに始まる香港映画の影響を受けて、いわゆるカンフーが一大ブームを巻き起こしていた時代、友だちに誘われるままに「カンフーファンクラブ」 なるものを創設し、なけなしの小遣いでカンフーの教本を買い、型の練習に明け暮れるという、今思えば「相当おバカな」小学生時代を過ごしたものです。

カンフー熱は中学に入ってからも冷めませんでした。おバカにターボがかかり、将来は武術家にと本気で思うほどの熱の入れようでした。しかし、いかんせん田舎のことなので、指導者もいない、本を見ての独学ではどうしようもありません。型を覚えることは出来ても、どう見てもスクリーンのカンフー・スターたちの動きとは違うのです。結局、中学を卒業して高校にはいるとともに仲間とも別れることになり、わたしのカンフー熱もすっかり冷えていったのでした。

しかし、武術に関するあこがれは依然胸の中ではくすぶり続けていたのも事実です。大学には「少林寺拳法部」がありましたが、「何か違う」と結局入部はしませんでした。(後で知りましたが、少林寺拳法は中国のカンフー=功夫とは別物なのだそうです。)

しかし、「せっかくの大学生活、何かやらねば」と思い、あろうことかカルチャーセンターのチラシで見つけた「太極拳教室」に通っていたのでした。女性、老人に混じってまったりと太極拳を学ぶ姿は今想像すると我ながらおもしろいですが、まぁ、そこで太極拳と同時に気功を習う機会を得たわけです。

「気功」との出会いが私の人生を変えたと言っても過言ではないかもしれません。当時、気功はテレビなどで度々話題になり、「手を触れずに人を吹っ飛ばす」デモンストレーションはなかなか印象深かったです。なので興味はあったものの、実際に体験するのは初めてでした。習い始めは、なんだかよく分からなかったですが、半年もすると、何となく感じが分かってきました。同時に太極拳も習っていたので、型を覚える楽しさなどもあり、足繁く通ったものです。結局そこには2年くらい通ったでしょうか、最終的には気功を何種類かと「楊家太極拳」を覚えたのでした。ここで2年間、気功・太極拳を学んだことで、心身のリラックスの意味を実感できていたということが、今もとても大きい財産になっています。

とはいえ、あくまで健康法。私が当時まだ若かったこともあったのでしょう、物足りなかったのも事実です。カルチャーの先生が「本格的に功夫をやりたいなら凄い先生を紹介してあげる」とのことで、ちょっとためらいはありましたが、結局紹介してもらい、入会することが出来ました。そこで、「古儀」と呼ばれる伝統的な中国武術を学ぶチャンスを得たのでした。小・中学生の頃の夢が(一応)叶ったと言えるかもしれません。

古儀の中国武術はさすがにカルチャー教室とは比較になりません。とにかくキツかったです。何がどのくらいキツかったかというのは省きますが、そのきつさに結局約5年くらい耐え、自分がよそへ引っ越すことになったのでそれを機に退会しました。

***

この武術経験が後の、呼吸法、筋弛緩法、自律訓練法といった各種リラクセーション技法の礎になりました。

(余談ですが、気功と太極拳は心理的援助にも使えるきわめて優れたリラクセーション法であると思います。詳細を書くと長くなるので割愛しますが、後年、気功の効用について某学会で発表しました。)

実は私自身、上がり症で普段から不安、緊張のレベルが高く、対人不安があったのですが、(もちろんそんなに重度ではないですが)気功でかなりコントロール出来るようになったという経験を実感として持っている分、治療技法としてのリラクセーション法に傾倒していったのかもしれません。

※ もちろん治療場面では、客観性と実用性がいるので、呼吸法・筋弛緩法・自律訓練法を必要に応じて段階的に実施しており、気功や太極拳をそのまま指導するような無茶はしていません。

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