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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

思言行一致と目標に近づくために

思いと行動がずれていると、不安を感じます。

「やらないといけないこと」をやらずにいると、不安が強まり、ギリギリになってなんとか取り掛かる、ということ、ご経験ある方も多いと思います。かくいう、私もそうですが。

早め早めに行っていれば安心なのに、つい「先送り」にしてしまうと、どんどんと不安が雪だるま式に膨らんでいってしまいます。

不安は人を行動に駆り立てる意味では有効なものですが、不安に飲み込まれてしまうと、それをなにか別の方法で紛らわそうとしたり、そこから逃げ出してしまうなどの不適切な対処法をとることになり、取り返しのつかないことになることも。

「やらないといけないこと」が苦痛なのであれば、つい先送りにしてしまうのももっともなのですが、それがさらなる苦痛を生み出すという矛盾を生じるとにっちもさっちも行かなくなります。

苦痛にも「耐え難い苦痛」と「耐えられる苦痛」があります。耐えられる苦痛とは、自分の明確な目標に向かっていくときに生じる苦痛、とも言えます。

痛みにも意味を見出していく、というように苦痛を変えることができたら、不安よりも喜びの方が前面に出てきて、思いと行動が重なりやすくなります。

自分を追い詰めないことと、少しだけ自分にムチを入れる工夫が、目標到達の近道でしょうか。