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とんかつはカットして食べる~問題解決の視座

どんな問題でもそうですが、問題は想像の中で雪だるまのように膨らんでしまい、太刀打ちできない大きい問題へと育つ性質があります。

小さいうちに解決できればいいのですが、大きく育ちすぎた問題にはそれなりの関わり方で取り組む姿勢が必要です。

例えて言うと、「トンカツをナイフで切って食べる。」ように、問題を細分化して、小さくしてから扱う、ということです。

トンカツをまるごと口の中に放り込むことは無理ですし、無理やり詰め込んでも噛んで飲み込むのは困難ですが、一口大に切ることで、美味しく食べることができます。

問題も細分化すれば、無理なく解決していく道筋が見えてきます。たとえ解決が遠いように見えても、「できること」が見えてくることで、意欲や希望が湧いてきます。

今の困難な状況の中で、一体何ができるのか、冷静に分析して出来ることを探していくことが大切です。

言い換えると、問題が続く背景には、トンカツを一口で食べようとしている自分がいるのかもしれません。

どうやったら大きいトンカツを一口で食べられるのか、口の開け方や口に入れる角度などを試行錯誤しているとしたら、なにか滑稽ですね。

頑張りすぎず、一旦引いて、冷静に物事を見直してみましょう。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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