「山より大きな宍は出やせん」
・・・好きな言葉の一つです。
実はこれが、問題維持の仕組みをうまく言い表しています。
山より大きいイノシシはいませんが、おびえてばかりだと、ふつうのイノシシが、(心の中では)山のようなの巨大さをもって感じられてしまいます。
そうなると、恐怖や不安を過剰に感じることになってしまいます。
実際のイノシシは、決して山より大きくなることはないのです。
ストレスが大きい時は問題に圧倒されがちですが、実はその大きさが「錯覚」であることも多いのですね。
敵の正体・サイズを正しく見ることが、問題解決の第一歩です。
そのためには、一歩・二歩引いて、今戦おうとしている相手を観察することです。この「冷静さ」が結果を左右するといってもいいでしょう。
もちろん、「逃げる」ことも時として必要です。
「戦うか逃げるか」
その判断を誤らないためにも、冷静な状態で合理的に判断できるこころの状態を維持することを心掛けるといいのでは,と思っています。
お読みいただきありがとうございました。
「自分も人も大切に」