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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

ご褒美と罰

「自分へのご褒美を考えてください。」

と問われた時、あなたなら何を想像しますか?

まず、何のご褒美なのか、ということを考えるでしょう。

ご褒美なのですから、当然、何かを成し遂げた、とか、がんばったとか、ご自分の心理的、肉体的な努力に対しての報酬、ということになります。

もちろん、心の中で感じる「満足感」や「達成感」といったプラスの感情がご褒美、ということもありますが、ここでは、あえて何か「物質的・外的な」ものを考えてみましょう。

食べ物、飲み物、小物、旅行、高額なもの、普段は制限しているものを思いっきり行う、あるいはお金そのものなどいろいろ考えられます。

当然、ご褒美の対象となる「努力」の程度に応じたものでなければ現実的ではないです。(例えば、「掃除」をしたら宝石を買う、などありえないですね。)

逆に、何かを仕損じた、実行できなかったといった、努力を怠った時の「罰」についても考えてみましょう。こちらも、その対象となる事実の程度に応じたものとして考えてみましょう。

なにかの努力に対して適切なご褒美を設定できることは、努力の維持と心の健康につながりますし、努力を怠った時に罰を設定できることは、行動のきっかけ作りにつながります。

人は知らず知らずに心の中で自分を褒めたり、自分を責めたりして、気持ちの上での報酬や罰を自分に与えているものです。もしかして、その基準が偏っていたり、適切なものでないならば、努力への意欲が奪われ、心の健康も害されていくかもしれません。

是非一度、報酬と罰を「物質化」して、ご自分のご自分への評価の仕方をチェックしてみてください。なにか新しい発見があるかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。