音楽療法を例に出すまでもなく、音楽による心身への効果もよく知られています。
以前少し書いたことがありますが、TPOに合わせた音楽を聴くことで、気持ちを盛り上げたり、リフレッシュしたり、リラックスしたりと様々な効果が見込めます。
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- 疲れた心に快い音楽(ヴィヴァルディ:四季;春)
- 不安な気持ちと共鳴し気持ちを鎮める音楽(ストラヴィンスキー:火の鳥第1楽章)
- 自殺の心理を語り合える音楽(グリーク:ペールギュント;オーゼの死)
- 憂うつな気分と同調する音楽(チャイコフスキー:憂うつなセレナーデ)
- イライラ・欲求不満・怒りを吹き飛ばす音楽(シベリウス:フィンランディ)
- 憎しみ・嫉妬を和らげる音楽(ハチャトリアン:剣の舞)
- 悲しい気持ちがわかり合える音楽(ショパン:幻想ポロネーズ)
- 穏やかな気持ちになれる音楽(スメタナ:交響詩モルダウ)
- 明るく軽快になる音楽(シューベルト:楽興の時)
- 爽快な気持ちになれる音楽(ボロディン:交響詩中央アジアの草原にて)
- 生きる喜びと勇気がわきでる音楽(ブラームス:交響曲1番ハ単調)
- 美人になる音楽(サラサーテ:チゴイネルワイゼン)
- 思索するときのBGM(バッハ:シャコンヌ・ニ長調)
- 記憶力を高めるBGM(ベートーベン:エリーゼのために)
- どんどん自信がわいてくる音楽(ヴェルディ:アイーダ凱旋行進曲)
- 眠りを誘うBGM(ドビッシー:ピアノソナタ夢)
- 快い目覚めを誘うBGM(ヨハンシュトラウス:美しき青きドナウ)
- 愛の語らいを盛り上げるBGM(クライスラー:愛の喜び)
- 安全ドライブのためのBGM(イヴァノビッチ:ドナウ河のさざ波)
- 食卓をいろどるBGM(モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク)
これは昔、大学の講義の時に、芸術心理学も研究していた私の恩師から頂いた資料の一部です。これらすべて試してみたわけではありませんが、音楽にお詳しい方は試してみられるのも一興かも。
これらは全てクラシックですが、私のお気に入りはこれでした。
古事記
アーティスト:喜多郎
販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日:2005/02/23
最近の喜多郎さんの作品は耳にしていませんが、私の中では最高傑作と思っています。作品が発表された当時(1989年頃)、出雲大社の拝殿前で奉納コンサートが開かれたのですが、かがり火の中で演奏するなど、幻想的な演出でとても心に残っています。このアルバム一枚で古事記の時代をドラマチックに表現してあり、構成も秀逸です。
苦しかった病院修業時代に、家に帰ってからよく聴いたものです。
疲れた時にこの一枚!
これは私にとっての「聴く」安定剤ですね。よく「効き」ます。