妖怪ウォッチにみる不安対処法~外在化

こんにちは。

今日は全国的に雪。まだまだ寒さは続きそうですね。

さて、皆さんご存じかと思いますが、「妖怪ウォッチ」。

我が子も夢中です。

お店に行くとあらゆるものに「妖怪」の姿が・・・。

ほしがる子どもをなだめるのがいやで、買い物に行く頻度が減ってお店の売り上げが減るのでは?とすら思います。(まぁ、そんなことはないでしょうけど)

それはさておき、

妖怪ウォッチでは、人間界に起こるあらゆることは「妖怪のせい」と、解釈によっては「責任転嫁」をしちゃってますね。

責任転嫁といえばそうかもしれません。

ただ、これはある種の心理療法でいうところの「外在化」というテクニックに近いです。

もともと、「外在化」が知られ始めた頃に、外在化とは「責任転嫁」ではないか、という指摘もありました。

心理療法においては「自己理解」や「自己洞察」が大切なので、物事を「人や物のせい」にするということは、治療の深まりを妨げるとされています。

一方では、外在化は責任転嫁ではなく、あくまで、自分の問題を「イメージ化」してとらえ、問題を対象化して自分から分離することで、問題を客観視する、ということが目的である、ともいわれています。

外在化によって、問題を「つかむ」ことができるので、その問題を「扱う」ことができるようになる、ということです。

たとえば、「外在化」を表す言葉はたくさんありますが、

「泣き虫(弱虫?)子虫、挟んで捨てろ」

臆病で気弱なのは、「泣き虫・弱虫」という「妖怪」のせい、というわけです。

また、「えへん虫」

のどがいがらっぽく、咳や咳払いが出るのも「えへん虫」という「妖怪」のせい、というわけです。

ほかにもまだまだあるでしょうけど、妖怪化されている対象は「自分の中にあるもの」です。

自分の中にある、気弱さやのどのいがらっぽさという「状態」をイメージしているだけであって、外部の物のせいにしている、わけではありません。

問題を具象化して、しかもそれをユーモアたっぷりにイメージ化できると、そのものに対しての「怖さ」がなくなり、具体的な対処法がみえてきます。

「よくわからない」ものに人はいいようのない不安や恐怖を感じるわけですが、そんな体験が量感や質感という心理・物理的なものに置き換わることによって、「対話したり、戦ったり」できる対象に変わっていくのです。

イメージの力は大きいですね。

いやなこと、不安なこと、それに少しユーモアというエッセンスを付けて、「外在化」してみることは、不安の効果的な対処法になります。

ここ数日、うちの子はなぜか、車中で(保育園の送り迎えのため30分~小1時間かかります)「おしっこ」をもよおすことが多く・・・今日も帰りの車中で漏れそうになるのを必死でこらえて泣きそうな声を出していました。

今までそんなことはなかったのですが・・・親も理由がわかりませんし、子どももそうでしょう。

そうすると、「またおしっこしたくなったらどうしよう・・・。」と、車に乗るのが怖く(不安に)なるかもしれません。

そんなとき、「これはきっと妖怪”モレゾウ”のしわざだな」となれば、親も子どもも笑って対処することができそうです。

気分が落ち込んでいるときは、「ドンヨリーヌ」でしょうか。

せっかく流行っているのなら、うまく使いこなして、自らのセルフケア、そして子どもとのコミュニケーションにつなげていくのも、大人の知恵、というものかもしれませんね。

子どもが「グレルリン」にならぬよう、親としても「ホノボーノ」といきたいと思う、今日この頃です。

今日もお読みいただきありがとうございました。

きっと見つかるあなたのお宝

 広島心理教育研究所 メンタルヘルス相談室Cachette

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