よく思うことですが、人は本当にせっぱつまっているときは、余裕が失われ、まわりが見えなくなります。
そうなりますと、どうあがいても、ものごとが好転しない、という状態に。
むしろ、あがくことで、ますます土ツボにはまる、ということにもなりかねません。
まるで底なし沼に踏み込んで、あがけばあがくほどに体が沈み込んでいくような
ものです。
そんなときは、「動かない」で、その場にとどまることで、沈むことを食い止めることができます。
そうすると、あがかない分沈まないにしても、沈むかもしれない「怖さ」はそのままです。
いいかえると、その場にとどまるには、「あがかないことによる怖さに耐える勇気」が必要だということです。
その場にとどまり続ける勇気、これが持てると、冷静に周囲を見回し、助かる道を見出すことができるかもしれません。
あがいているときには思いもよらない、救いの手があるかもしれません。
成果が出ない状況であがき続けることは、むしろ自分を追いつめ、窮地に追い込んで行っているだけなのかもしれません。
あがかず、その場にとどまること、それがマインドフルネスの心です。
底なし沼はあくまでたとえですが、切羽詰まった状況で「何もしない」
のは、本当に怖いですよね。
その怖さを「味わう」ことが出来たら、本当に進みたい道が見えてくるかもしれません。
さあ、
ご自分の「呼吸」に注意を払ってみましょう。
吸う事・吐く事に意識を向け、それに伴う体の動きをただ、感じるようにしましょう。
それだけでも、不安とともに、その場にとどまる気持ちを育てることができます。
「明日も、あなたを大切に。」
今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたのお宝が見つかりますように。