自分の泣き所の開示は、とても警戒するところなので、慎重にならざるを得ません。
でも、自分の弱さや秘密を人に開示することで、ふっと肩が軽くなることもあります。
カウンセリングをお受けになる方には、重荷を背負い、弱音を吐く事を禁じて、
倒れるまで頑張り続ける…。
そういう方が多くいらっしゃいます。
降りてもいい、逃げてもいいのですが、弱音を吐けないために、いつまでも張り続けてしまうのですね。
そしてがんばり過ぎてしまう。
そうして自分をどんどん追い詰めていってしまうと、生産性も下がりますし、それが増々自分を追いつめることに。
悪循環ですよね。
ブラック企業・パワハラ・セクハラなどの労務上の問題が取りざたされて久しいですが、それも無理な労働環境のなかで一人で悩み続けることが、問題の拡大につながっていることも多く見られます。
ご相談に見えたときには、限界を通り越して、すでに病に陥っている方も多くおられますが、そうなると、回復には時間がかかります。
そのような方を本当にたくさん見てくる中で、早めの対応の必要をいつも感じます。
悪循環が繰り返されているときは、一旦、そこから離れてみることが大切で、相談は、ご自分の問題を客観的に離れてみることができるかけがえのない体験です。
相談することも相手に弱みをさらけ出す事なので、やはりためらわれることが多いのでしょうけど、相談によって活路が開けることも多くあります。
混乱しているとき、まずは、お近くの信頼できる人に、それとなく相談することを試みるのは有効な対処です。
家族、友人、上司、先輩、職場の相談室や看護職、行政の窓口、民間のカウンセラーなど、いわゆるプライマリーケアとしての相談者を持っておくと、いいですね。
それも、この問題にはこの人、みたいに、複数確保できたら最高です。
自分の弱みを認め、支援を求めましょう。
それこそが本当の強さです。
今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたのお宝が見つかりますように。