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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

悩み方を変える(心の整理)

悩んでいるときは、問題に圧倒され、うまく間合いが保てなくなったり、問題の大きさを誤って認識しているときといえます。

大きすぎるような問題でも、いろいろな視点で見てみることで取っかかりが見つかったり、距離をとってみることで全体を俯瞰してみることができ、冷静に考え直してみることもできます。

つまり、解決できない問題とは、それを大きすぎて自分には解決不可能だと「錯覚」している状態ともいえます。

錯覚とは本来、物理的な刺激と心理的な知覚の間のギャップのことを言いますが,元来、人が知覚する・認識するということは、そうしたギャップからは逃れられません。

したがって悩みとは客観的に(物理的に)観てみればそれほど大きくはないものが、心理的には過大に知覚されてしまっている「錯覚」に過ぎないのかもしれません。

そう考えると,もともと人には成長する力が備わっているという人間中心主義の考え方をとった上で問題を正しく査定することができるのならば、問題を解決するためのアプローチに自然と志向し,適切な行動につながるのかもしれません。

困難に思われる悩みに絡みとられている時には,まずは悩みを人に話す、紙に書き出す、録音して聴き直すなど、自分の頭からいったん出して、客観的に自分の悩みを眺めてみることで問題を正しい大きさで見ることが役に立ちそうです。

お読みいただきありがとうございました。