臨床心理士の小村緩岳です。
いつもにこにこ、協調的に、人に悪く思われないように毎日をすごしていると、まわりからはよい評価を得られますが、いつもいつもそればかり、では疲れてしまうことも。
自分の本音を隠して自分を犠牲にしているばかりだと、だんだんストレスがたまり、しんどくなります。
「過剰適応」
などといいますが、人間関係で疲れる人に多く見られます。
(私も典型的なこれでした)
生真面目すぎる人は、人にはやさしいのに、自分にはやたらと厳しいことが多いです。
You are OK, I am not OK.
なのです。
こうした人は、せっかくの優れた能力やパワーを秘めていても、それがなかなか表に出ないので、そのエネルギーがやがて、自分自身を傷つける方向に働きます。
とてももったいない事です。
私の経験からも、このような状態で悩んでいる人は大勢いらっしゃいますが、そうした人々がそのせっかくのパワーを外向きに使えれば、きっと、自分自身にも、社会の活性化にもつながります。
「外交的」であることが義務であるような風潮さえ感じられる昨今ですが、別に「内向的」のままでもいいのです。
内向きに積み上げられたエネルギーはやがてあふれるように、外に出たがるでしょう。
そんな時は、もっと思い切って、自分を表現して、豊かな内面を表現していきましょう。
それは、人にも、自分にも「喜ばれる」ことなのです。
あなたの思いをできること、得意なことから、少しづつ、形にしてみませんか?
あなたの心が自由でありますように。