当施設でのカウンセリングは1件ごとに30分の間を開けることにしています。
病院等と異なり、待合室で待っていただき、次々と短時間で患者さんを回していく、というスタイルではなく、余裕を持って実施できるようにと配慮をしています。
そのための完全予約制でもありますが、その間の時間で記録を整えたり、次のセッションの準備をしたりすることになりますので、私にとっての休み時間、というわけではありません。
次のセッションに向けて、事務的な作業と同時に、前回のセッションを振り返り、次のセッションのイメージを作って心構えをもっておくための時間といえます。
いわば、「リセットタイム」,または「切り替えタイム」といえばいいでしょうか。
前のセッションの経過や終了後の状態を次に引きずるのではなく、前のセッションはそこで「終わり」にして、次の新しいセッションに向けての気持ちを作る、という大切な作業です。
それによって余裕も生まれ、より創造的な仕事ができることを実感しています。
もっとも、これも開業というスタイルだからできることで、外部の仕事ではそうもいかないこと事もしばしばです。
そんなときには、とにかく速攻で切り替えることが必要です。
気持ちの切り替えに役立つ7つの処方
- 目を軽く閉じて、深呼吸・ストレッチ:セッション中は意識しなくても心身が緊張しているので、前のセッションで高まった緊張を緩め、気持ちを落ち着かせるために深呼吸が役立ちます。
- 次のセッションに対して自己教示(セルフ・インストラクション)を使う:たとえば、「落ち着いて、クライエントのリソースを十分に引き出している。」「クライエントに対して純粋な共感を寄せている。」といった内容を自分に言い聞かせます。
- お気に入りのアロマでリフレッシュする:香りは体に直接働きかけ、緊張を緩和させたり、集中力を増したりする手助けになります。ほんの一時でも香りに集中することで、リフレッシュできます。
- お茶やコーヒー、一口チョコなどを嗜む:アロマの効果も期待できますが、少しでもお腹に入れることで、リラックスの効果とともに、リフレッシュできます。
- 窓の外に目を向けて、緑や空模様を見る。
- お気に入りのグッズを少しだけいじる。
- 仕事が終わってからの楽しみごとのことを考える。
他にもいろいろありますが、間あいだにこのような「リフレッシュメント」を入れることで、気持ちを切り替え、パフォーマンスを維持して、トータルの疲労を抑えることができるとしたら、メンタルヘルス面でもいい影響がありそうです。
お一人お一人、一回一回が「一期一会」のつもりなので、常に「初心」で接することを大切に、ベルトコンベアにならないように、気を付けています。
今日もお読みいただきありがとうございました。
小さい希望を見つけましょう