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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

ボーンズ・フォー・ライフ

先週の日曜、ボディーワークのセミナーに行ってきました。

その名も「ボーンズ・フォー・ライフ」

骨を通して身体の機能的な動きを学ぶものでした。主に骨粗鬆症の高齢者などのリハビリに使用される技術のようです。元はフェルデンクライス法ということですが、私的にはフェルデンクライスより効果が実感しやすく、かつ理解しやすいものでした。

私はリラクセーションのための技術更新を目的に参加しましたが、自分の身体もしっかりメンテナンスされ、ナイスなセミナー参加となりました。

もちろん、数時間のセミナーで指導できるほどのスキルは身に付きませんが、今後生かしていけそうないろいろな示唆を得ることができました。

講師のルーシー・アロン先生はなんと80歳というご高齢にもかかわらず、この技法の普及に世界中を飛び回っておられるそうです。その動きはたおやかで流麗、それでいて力強く、一見しただけでこの技法のすばらしさを体現しておられました。

先生曰く、「ボーンズ・フォー・ライフは人をリラクセーションよりももっと上まで連れて行ってくれる可能性があります。今の心の様相は身体に刻み込まれているので、いくら心を変えたと思っても、身体がそのままなら、また元に戻ってしまいます。身体を機能的に使えるようにしていくことで、心の様相もまたより機能的な方向へ変化していくことができるのです。」(英語だったので・・・たぶん、このような意味だったと思います(汗))

心の様相は身体に表れるというのはまさに心身相関の考え方ですが、これに身体的にアプローチして心の様相を変容させる可能性は、現在広まりつつある第三世代の行動療法(マインドフルネス)とも一致するように感じられ、まさに我が意を得たり、という思いでした。

本当に収穫の多いセミナーで、ルーシー・アロン先生はもとより、主催者さま、通訳の方など関係者の方々に感謝したいです。