カウンセリングにおいて「よい変化」が認められるとそれなりにうれしいものです。
何を「よい」とするかはご相談の内容にもよりますが、クライエントさんや周囲の人の困り感が少しでも減ることという点では共通するでしょう。
もちろん「よい変化」が見られるケースもあれば現状維持のものもあります。
現状維持においても、悪くなってはいないのだから、それなりによい影響を与えることはできているのかもしれないですが,もちろんクライアントさんがすっきりと治ってくれる、元気になってくれるのがベストなのはいうまでもありません。
経過の中でクライエントさんの何らかのよい変化を見つけたとき、それは援助者として,大変喜びを感じる瞬間です。
ただ,クライエントさん自身は,それに気づいておられない事もあります。
そのよい変化をクライエントさんに気づいてもらえるようにフィードバックすることで,クライエントさんは問題を乗り越える力をすでに持っているということに気づいていただくことが,援助者の大切な役割の一つと考えています。