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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

うつが治るとき

カウンセリングでは、ある意味、人生の立て直しの時期といえるような事例に多く出会います。

例えば、風邪をひくのは、不摂生をしたり無理をしすぎたりしていて免疫力が落ちているときとよく聞きます。

それは、「無理をしないで」という体からのメッセージであって、休ませるために体は風邪をひいて、体のバランスを調整すると考えることもできるかもしれません。

うつや不安症、心身症といったメンタル不調もやはり、多くのストレスにさらされることで心身が疲弊してしまい、そこから立ち直るために心身が無理やり休みを取っているプロセスと受け取ることもできます。

なんにしてもメンタルヘルス不調にはまず休息が必要ですが、その間に、人生の棚卸をして、その中から有用なもの、無用なものをより分けて、再構築していくことで、立ち直っていくことができることも多いです。

それはすなわち、自分自身を見つめ直して、今までとは違った自己認識をもって生活をしていくことを意味します。

それはとても希望に満ちたことのように思えますが、実際にはそれを妨げるものがあることも事実です。

それは、過去への囚われであったり、変化による未来への恐れであることがほとんどです。

その囚われや未来への恐れを払拭していくためには、まず今の自分を認めること、受け入れるという態度が必要です。

そして、今まで自分が見ないようにしてきた自分を省みて、それをも受け入れていき、自分自身に対しての「許し」を与えていくことで、「自己信頼」を得ていくという態度が大切です。(言い方を変えますと、メンタル不調になりやすい方はこの逆の態度をとりがちです)

うつにしろ不安にしろ、心身症にしろ、それは「今までとは生き方を少し変えたほうがいいよ」という体からのメッセージと受け取り、まず、今までの自分を認め、そして「これからの自分」に向かって進む勇気をもつことが、治療の第一歩になります。

当所のカウンセリングでは,こころの整理によって,皆様の明日が少しでも良くなるように取り組んでいます。

お読みいただきありがとうございました。