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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

苦手な人間関係の克服法~苦手を減らしてパフォーマンスアップする方法

まず,こんな例はどうでしょう。

「私は昔から人の輪に入れず、引っ込み思案な性格です。それはまあ、いいのですが、仕事上でも必要な打ち合わせや、わからないことを聞くという、当たり前のことにも気後れしてしまい、なかなか聞けないで、ずるずる先延ばしにしてしまう、ということがよくあり、それは仕事にも支障をきたすので、困っています。」

「話しかける」という行為に気後れすることは、対人関係に悩む方にはありがちな問題です。

話しかけた後の展開や、相手の出方を警戒して、想像で無用に緊張を高めてしまうということもありますが、緊張が強くなると、息を吐く事が困難になるため、そもそも初めの「声のかけ方」つまり、「発声の仕方」でつまずいてしまっている、ということがよくあります。

がんばって声を出しても、上ずっていたり、声がこもって聞こえにくかったりで、うまく相手の耳に届かない、ということが、ますます緊張を高めてしまったりします。

それを回避するために、声のトーンや言い方が、なんとなく怒気を含んだものになってしまい、相手を不快にしてしまっている、ということもあるかもしれませんね。

背景には、性格的な問題で人間関係が苦手、という深層の問題ももちろん考慮する必要がありますが、それはそれとして、初めの声のかけ方は、「今そこにある現実の問題」として、割と容易に対処することができます。

仕事上の処世術として、対人関係のスキルとして身につける分にはデメリットはないと思われますので、「私は人間関係が苦手で、人嫌い」と自分にラベルをつけるより、「苦手でも、自分の思いを伝える手段を身につけることはできる」と開きなお…とらえ直してみると、どうでしょう。

声のかけ方(呼吸法による息の吐き方)を少し練習するだけで、気後れも減り、人間関係は楽になるものです。

「思いを」楽に伝えることができるようになることで、少しだけでも、人間関係が楽になり、仕事のパフォーマンスも上がるのではないでしょうか。

あなたのお宝が見つかりますように。

 広島心理教育研究所 メンタルヘルス相談室Cachette