いくら冷静になろうとしても、自分を見失うこともあります。
不安や怒りなどの感情の昂ぶりは考え方、視線を狭くさせ、考えれば考えるほど自分を袋小路に迷い込ませてしまいます。
考えうる最悪の結果へ。
その最悪の結果が目前にあると考えると、焦り、悲しみ、怒り、疲労し、まったく自分を見失ってしまいますね。
もちろん、それは状況によりますし、その状況に自分がいかに対応できるか、という見通しにもよります。
見通しがつくと、冷静さが取り戻せるものです。
しかし、その見通しがつかない状態に陥ると、悪循環に支配されてしまうことになって、結局、見通しを付けることが難しくなってしまいます。
そこで、「相談すること」が役立ちます。
「対岸の火事」とか「高みの見物」とはよく言ったもので、自分にはどうしようもないように思えることも、他人から見ると、意外な視点があることに気づくものです。
相談には勇気がいるものです。それは、「こんなことを相談するのは恥ずかしい」とか「弱い人間だと思われないだろうか」とか「相談するのは恥ずかしいこと」といった思い込みがあるからです。
誰しも自分の弱さをさらけ出すのは嫌なものです。
しかし、勇気を持たないで問題を解決するということは「虫が良すぎる」ような気もしています。
失敗する可能性ももちろんありますが、大いなる喜びを得られる可能性もあります。
悩める時こそ、「ちょっとした勇気」を出してみてはいかがでしょうか。