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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

心身を整える「ちょっとした心構え」とは

今年も師走を迎え、急激に寒さが増してきました。

インフルエンザも流行が始まったとのことで、多くのストレスにさらされることになるこの季節、忙しさも手伝って疲れが出やすくなったり、たまりやすくなっているころです。心と体の手入れを忘れず、油断せず、ラストスパートをかけていきたいものですね。

私は体のこりが最近ひどく、特に腰や背中がかちかちになってしまいます。

ここしばらく運動から遠ざかっているせいかと思いますが、そのせいでやや頭痛が出始めてしまっています。運動していないせいで、筋肉も落ち始めていますし、体力も弱っていることを実感する今日この頃です。

運動といえば、私の場合は昔習った「太極拳」をはじめとする中国武術ですが、動き方の調整によってきつくも軽くもできますし、それぞれの体力のレベルに合わせてできることがいいですね。

中国武術の場合、だいたいセットになっているのが「気功」です。

ふつう、練習を始める前のウォーミングアップとして気功を行うことが多いです。気功も、種類によっては武術と同じくらいきついものもありますので、侮れませんが、私の場合はそのあとで武術を行うので、基本、軽いものですませています。

気功に関しては大学院博士課程の時代に学会で少し発表したこともありますが、詳細なメカニズムは別にして、心と体を調整するために非常に適した方法であることを実感しています。

重要なことは、ただ体を動かす、のではなく、わずかな動きにも意識を向けて、その動きに集中する、ということでしょうか。

今風な表現では「マインドフルネス」という言葉が適しているでしょうね。

身体のほんのわずかな動き、差異に敏感に気づく事が出来ることで、それをコントロールするための準備が整う、ということが言えそうです。

そう考えますと、別にハードな運動や気功をする必要はなく、身体に意識を向ける、という心構えがあれば、心身を整えるという操作はどんな状況でも出来そうです。

ただ、少しだけ「トレーニング」は必要でしょうけど。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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 広島心理教育研究所 メンタルヘルス相談室Cachette