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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

変化をもたらすのは ちょっとしたことの反復

臨床心理士の小村緩岳です。

研修や講義でもよく受講者には言うのですが、「話半分で聴いてください。」

 

講義を受講しようというときにあまり気張って緊張していると、かえって頭に入らないものです。

どうせ聞いたことのほとんどは家に帰る頃には忘れているので、リラックスして聞いて、何か一つ二つが残っていれば十分と思います。

文章も同じです。

どうぞ、このブログも、「読み流して」ください(笑)

さて、本題です。

 

人からの評価が気になると、自分の行動がある意味、人に支配されることになり、とても窮屈になります。

 

その窮屈さはますます行動を委縮させてしまい、思うような動きがとれなくなり、気持ちも落ち込んでいきます。

 

いわゆる悪循環です。

 

悪循環によって問題は維持されることが多いので、その循環をより良い循環に変えることが、改善へのポイントです。

 

ただ、今までの循環を変えるには、それなりにエネルギーがいります。

 

悪い循環と良い循環では、当然良い循環の方が望ましく、エネルギーも効率よく使えるのですが、「変化」の途上では、良い循環の方がエネルギー消費量が増えてしまうのです。

 

矛盾した言い方ですが、悪い循環のままの方が「ラク」なのです。

 

なので、ちょっとしたきっかけで再び「悪いほう」へひっぱられてしまうのですね。

これは、誰もが通る道です。

大事なのは、行動や考え方を「習慣化」することです。

 

そして、「習慣化」には失敗も含めながら、「反復」することが必要だという理解です。

 

そのために、変化の途上で、

  • 「あきらめない」
  • 「やけにならない」

で、わずかな成長を成長として認めることが大切です

 

変化の評価の基準を下げたり、目標を細分化して,たとえ0.1%の成長でも、成長として認めましょう。

 

  • 「がんばりすぎない」
  • 「自分を追い詰めすぎない」

柔軟な姿勢で臨むことが大切です。

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

「人も自分も大切に」