こんにちは。
臨床心理士の小村緩岳です。
ときどき言われるのですが、
「こんな問題でもいいんですか?」とか
「私の相談でも受けてもらえるのですか?」
というご質問がよくあります。
そうしたご相談を詳しくお聴きしてみると、決してたやすい問題ではなかったりします。
ここは個人差もあるところでしょうけど、自分の問題をずいぶん割り引いて考える方と、割増しで考える方がおられます。
上記の質問は、「割引型」の方ですね。
そうした時には、次のようにお答えしています。
「問題には大きいも小さいもないですよ。あなたがご相談になりたいとお思いなら、それは十分大きいのかもしれませんね。」
問題を大きいと思うか小さいと思うかは、それがあることによる「困り感」の問題であって、問題「そのもの」の大きさが問題ではない、ということです。
たとえ問題として小さいと評価できるものでも、困り感として大きく膨らめば、それは「大きい問題」と言えるでしょう。
カウンセリングは「問題」をどうにかするより、「困り感」を解消することを大切にしています。
それは、ものごとのとらえかただったり、感情のコントロールだったり、具体的な行動・ふるまいの仕方だったりするかもしれません。
人より「私」をコントロールする方法を知ることで、困り感を弱めることができます。
言い方を代えれば、どんなに問題が大きくても、困り感がなければ、カウンセリングは不要です。
(お役にたてません)
困り感が大きいときには、遠慮なく、カウンセリングを利用しましょう。
「明日も、あなたを大切に。」
今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたのお宝が見つかりますように。
○困りごとについて話したい方は
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