問題の解決をよく「山のぼり」にたとえます。
解決は「山の頂」で、そこに上っていく努力がカウンセリングのプロセスということですね。
当然、難しい問題ほど急峻で頂きも高く、登ることが困難な山ということになりますね。
そんな高く険しい山を、一人で登れるものか?
また、登山の準備や知識もなく、どうやって登ったらいいのか?
経験がなければ、そもそも登ろうとすらしないかもしれません。
はるかかなたの頂を下から眺めると、とても登る気もしないかもしれませんね。
だからこそ、登山には「ガイド」が必要といえます。
難しい山であればある程、経験豊富でその山のことをよく知っているガイドが必要です。
カウンセラーは、問題という山を登るためのガイドといってもいいでしょう。
まずは準備運動、そして、必要なら事前のトレーニング、いざ登り始めても、無理しないように少しづつ登ることを勧めながら、辛くなってきたらそっと手を差し伸べたり、ペースを緩めたり、時には休息したりします。
ただ・・・それでも、チャレンジするにはそれなりの目的と動機が必要です。
私も実際、本当の山登りの経験もありますが、山頂まで登り切った時に見渡す景色は得も言われぬ感動体験です。
登山が好きな方々は、それを得るために、辛い登坂に耐えているのでしょうね。
言い換えると、山頂からの景色を事前にイメージすることが出来れば、険しい山道もチャレンジしてみようと思う動機になります。
問題解決も同じですね。
解決された時の姿をイメージすることが出来れば、困難を押して、そこに向かう動機づけが生まれます。
悩んでいる方にはぜひ想像してみていただきたいです。
「その問題が解決しているとしたら、あなたは今、どうなっていますか?」
・・・そうイメージすると、現実との乖離にむしろ打ちひしがれる、ということもあるかもしれません。
でも、人は、実現できないことは想像できない、とも言います。
そこに一気に行こうと思えば、愕然としますが、一歩一歩、1合目から2合目、そして3合目、とマイルストーンを頼りに進めば、いつか必ずたどり着けます。
ただ、必要なのは、その決断と「自助努力」です。
本当はこうなりたい、という欲求があるのではないですか?
その山を登るガイドをお求めなら、お近くのカウンセラーを尋ねるのもいいかもしれません。
今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたのお宝が見つかりますように。