カウンセリングをご希望なら公式サイトで最新情報をチェック!

カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

つぶやきへの気づきはセルフ・コントロールへのステップ

広島心理教育研究所 メンタルヘルス相談室Cachette

代表・臨床心理士の小村緩岳です。

  自分を落ち込ませる「つぶやき」を変えるために,「反対となる事実」を探す、ということは、そのもともとののつぶやきを「否定」することではないです。

 「つぶやきは事実と異なるのだな」という気づきが最重要です。

  そうしますと必然的に、「つぶやき」の持つ強烈な「否定的な意味」が、 

  • 「うすめられる」
  • 「背景に埋没する」
  • 「とるに足らないものになる」

 という感じです。

 このワークがうまくできるようになりますと、

 「つぶやきによる混乱」

がなくなるわけではないですが、 混乱する時間が短くなっていきます。

 それは、あなたが自分自身で気分をコントロールできた「証」といえます。 

「このつぶやき」を変換するワークの補助となる技術を一つ。

 シンプルですが、「深呼吸」です。

つぶやきを抑える呼吸法

 つぶやきのせいで気分が高まると、からだが興奮(緊張)しますので、それを抑えることで、気分を調え、それがつぶやきの変換を促進してくれる…という好循環が期待できます。 

  1.  鼻から大きく息を吸います。
  2.  つぶやきで緊張していると、思うように吸えないかもしれません。
  3.  出来るだけ胸を広げて、身体を伸ばすように…
  4.  そして、いっぱいまで吸ったら、口をすぼめて、ゆっくりと吐きましょう。 
  5. 適当な回数(2~3回)繰り返します。
  6.  息を吸うとか吐く、よりも、それにともなう「からだの動き」に注意を向けるとやりやすいかもです。

  これらを順次マスターしますと、落ち込みや不安、怒りといった不快感情をうまくいなすことが期待できます 

やってみてくださいね。

 

 【小村からのご提案】

 「つぶやき」とその「反対」となる事実を書き出してみましょう。 そして、その「つぶやき」はどんなときにしていますか?

 つぶやいている「時と場所、状況」、の情報も付け加えて、記録してみましょう。

 今日もお読みいただきありがとうございました。

「自分も人も大切に」