新型コロナを利用しよう

新型コロナの影響が広がるにつれ,様々な社会不安も広がっています。経済への打撃も大きいですが,人々のメンタルへの影響も少しづつ出始める時期かもしれません。

3月からの休校措置によって子どもたちは基本は,外出せず家の中で過ごすことが多いわけですが,動きたい盛りの子どもたちですから,当然ストレスもたまります。

大人も,自粛自粛で活動を制限され,仕事の在り方だけでなくプライベートの時間の過ごし方も大きく変化せざるを得なくなっています。

ここへ来て(2020.3.29現在),感染者数がさらに増加することで「自粛要請」がさらに拡大しそうな勢いです。

※ 2020.4.8追記:とうとう,というか,やっとというか,緊急事態宣言が出されました。より一層の自粛要請がでています。

メンタルへの影響

一般に,人のメンタルは環境の変化に大きく左右されます。「今までのようにいかない」という状況のなかで,新しい自分の行動パターンや考え方を模索して,再構築していかないと,心身共に疲弊していきます。それが生活に支障をきたすレベルになると,精神医学的な診断がつくこともあります。

特に,現在のように「行動制限」や「楽しみごとの喪失」は深刻といえます。人は,ある程度の活動を自主的に行うことでメンタルを健康に保つことができます。認知行動療法では「行動活性化」として知られていますが,気分の落ち込みや不安が強い場合,運動や自分にとっての楽しみごとを積極的に行うことでそれらを改善する効果が認められています。

逆から言えば,行動や活動が制限されると,メンタル面が不調になりやすいということです。

気分・思考・行動・身体の調子は常に連動して変化していますから, 活動の抑制によって自分にとっての快感情(ポジティブ感情)を得られる機会が減ると,考え方もネガティブになりがちになり,身体的機能も低下して,ますます活動が減少するという悪循環になります。

気晴らしに外に出て,身体を動かしてリフレッシュって,今までは普通にできていたようなことが気軽にできないとなると,なかなか気分が上向かないですよね。

メンタルを保つコツ

もちろん,現在の状況では活動を控えることには合理的な理由があるわけですし,誰が悪いわけでもありませんよね。 ただ,「できないからやらない」ままでは,ますますメンタルに悪影響になりかねませんので,この状況のなかで何とか工夫して,リフレッシュ,楽しみごとの実践をすることが大切と思います。

リフレッシュや楽しみごとのネタは,たくさんあるほどよいとされていますので,ものは考えようで,自分の新しい楽しみごとやリフレッシュのレパートリーを増やす良い機会ととらえるといいかもしれません。

 「危機をうまく利用する」

先々への不安はあって当たり前で,何も悪いことはありません。危機に際して人の心が揺れ動くのは全く自然な反応であり,時間が経てば自然に収まることの方が多いです。ただ,不安に圧倒されてしまって,普段の自分を見失ってしまうことは避けたいものです。

できるだけメンタルの状態を平常に保つために,いつもの生活をいつものように続けられるようにしておくことは大事ですね。

ただ,その「いつもの生活」が損なわれてしまっていることは間違いないので,何か「+α」があるといいのかもしれません。

今までの自分に「ちょい足し」出来るものを!


いっそ,こうした機会を逆手に取って,自分のストレス状況への気づきと,セルフケアへ取り組む意識を高めることは,むしろ自分の「ストレスへの強さ」をますます高め,将来的なパフォーマンスの向上にもつながるかもしれません。

まずは,無理に抑え込もうとせず,今の自分の気分(不安,イライラ,落ち込み,怒り等々)に気付いて,認め,受け入れてみましょう。

そして,ある意味,こんな機会はもう「ない」かもしれません(もちろん,無い方がいいのですが…)。これを貴重な機会ととらえて,有意義な時間の使い方を考えましょう。

「今こそ,〇〇をするチャンスだ!」「これを機会に□□しよう!」など,そんなに大きいことでなくてもいいので,あなたの成長につながる目標を作るといいですね。

私自身も, 有益で前向きな選択のために,できることから始めたいと思う今日この頃です。

こちらもご参照ください。→「メンタルを維持するために試したいこと」

今回もお読みいただきありがとうございました。

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