広島心理教育研究所 メンタルヘルス相談室Cachette代表・臨床心理士の小村緩岳です。
ひきつづき、よかったこと・悪かったこと探しはしていきましょう。
- よい・わるい
の基準がどうなっているのか、そこに気づきが向いたら最高です。
それは、「つぶやき」に気づいていることと同様ですから。
では、その「つぶやき」を「変換」してみましょう。
この場合の「変換」とは、例えばマイナスな考えを、ポジティブにしましょう、ということではありません。
そこにある「偏り」を平らにする、ということです。
例えば、
- 今日も失敗した。⇒ 失敗もしたけど、うまくいった事もある。
- きょうもできなかった。⇒ 完全ではないけど、部分的にはできた。
- 自分は役にたたない。⇒ 役に立たない事もあるけど、認められている部分もある。
というように、つぶやきの「反対」となる事実を探してみましょう。
始めのうちはそれを信じられなくても構いません。 悪いつぶやきには「反対」がある、ということを意識してみましょう。
なぜなら、悪いつぶやきは、ふくらんだ想像にすぎないからです。 事実は想像を打ち破る根拠になります。
たとえ小さくても、つぶやきを否定できる「事実」を探すことが、気分をコントロールするステップです。
【小村からのご提案】
「つぶやき」とその「反対」となる事実を書き出してみましょう。
そして、しっかり体を休めましょう。
今日もお読みいただきありがとうございました。
「自分も人も大切に」