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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

自分を知ること

いくら冷静になろうとしても、自分を見失うこともあります。

不安や怒りなどの感情の昂ぶりは考え方、視線を狭くさせ、考えれば考えるほど自分を袋小路に迷い込ませてしまいます。

考えうる最悪の結果へ。

その最悪の結果が目前にあると考えると、焦り、悲しみ、怒り、疲労し、まったく自分を見失ってしまいますね。

もちろん、それは状況によりますし、その状況に自分がいかに対応できるか、という見通しにもよります。

見通しがつくと、冷静さが取り戻せるものです。

しかし、その見通しがつかない状態に陥ると、悪循環に支配されてしまうことになって、結局、見通しを付けることが難しくなってしまいます。

そこで、「相談すること」が役立ちます。

「対岸の火事」とか「高みの見物」とはよく言ったもので、自分にはどうしようもないように思えることも、他人から見ると、意外な視点があることに気づくものです。

相談には勇気がいるものです。それは、「こんなことを相談するのは恥ずかしい」とか「弱い人間だと思われないだろうか」とか「相談するのは恥ずかしいこと」といった思い込みがあるからです。

誰しも自分の弱さをさらけ出すのは嫌なものです。

しかし、勇気を持たないで問題を解決するということは「虫が良すぎる」ような気もしています。

失敗する可能性ももちろんありますが、大いなる喜びを得られる可能性もあります。

悩める時こそ、「ちょっとした勇気」を出してみてはいかがでしょうか。