カウンセリングをご希望なら公式サイトで最新情報をチェック!

カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

自分の気持ちがわからない時

自分の本当の気持ちがわからないとき、これも悩みが深まる理由の一つですね。

あれこれ考えすぎて考えが行き詰まってしまったり、いろいろな人に相談することで(「船頭多くして船山に登る」ではないですが)ますます迷宮に入ってしまったり、ということもあるのではないでしょうか。

また、DVを受けていたり、虐待やパワハラなど力で押さえ込まれるような状態を長期間経験することで、自らの頭で考えて行動する、というような本来誰にでも保証されているような「自発性」が弱まってしまう、ということも起こり得ることです。

もっとも、自分の本当の気持ちよりも、親や世間の一般常識のような、共有されている価値観の方が優先されてしまうことも無理ないことで、ある意味、多くの人が「本当の気持ち」を押さえ込んで生活しているという方が適切かもしれません。

そういう場合は、ある意味社会に適応して生活しているという点では悩みは少ないと言えるかもしれません。

ただ、何らかのライフイベントをきっかけとして、その自分の本当の気持ちに「嘘」をつけなくなってしまうという状況が起こってくると、一気に悩みは著しい「苦悩」として沸き上がってくるようです。

本当は自分はどうしたいのか、何がしたいのか、言い換えると、今置かれている状況から「離れたい」「抜け出したい」という強い動機に裏打ちされて、「自分探し」の旅に出るといってもいいかもしれません。

まあ、あまり大げさに考えないで、まずは「今やりたいこと」から始めるのもひとつの解決法です。

喉が渇いたら水を飲む、眠たくなったら寝る、欲しいモノがあるなら買いに行く、言いたいことがあるなら言ってしまう、などなど「今の願望」に素直になると、その先にある「願望」つまり自分の本当の気持ちにたどり着く手がかりになるでしょう。

自分で自分に妙な「制限」をかけていませんか?

今日もお読みいただきありがとうございました。

心理カウンセリングオフィス 広島心理教育研究所