カウンセリングの現場では、何が起こっているのでしょうか。
カウンセラーの立場から目指すところは、クライエントさんに何らかの変化が起こることですが、認知行動療法では、それを前回までの記事のように、かなり合理的な進め方で達成していこうとします。
ただ、これは一般的なカウンセリングのイメージとは異なるかもしれません。
- カウンセリングでカウンセラーがまず第一に行うべきことはなんなのか。
- 人々がカウンセリングに求めることはなんなのか。
カウンセリングと認知行動療法の経験を積むほどに、自分のカウンセリングへの考え方が単純化されていっているように思います。
もちろん、認知行動療法ではいろいろな方法を用いますし、一般的な書籍に書かれている様な技法も使いますが、究極的には、カウンセラーは「何もしない」のに、クライエントさんが何かを始めるというのがベストなのでしょうね。
まだそこまでの名人の域には到底達していないですが、クライエントさんが最小のコストで最大の利益を得られるようなカウンセリングを目指して、日々,精進を重ねています。
今日もお読みいただきありがとうございました。