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カウンセリングオフィス広島心理教育研究所

目標に向かうための「あと一押し」

カウンセリングには、色々と方法論がありますが、そのうちの一つに、「解決構築療法」という方法があります。

ブリーフサイコセラピーという、短期療法の一種ですが、前向きの未来志向で物事を考え、過去にこだわらずストレートに解決に向かう、というとてもシンプルな方法で、日本でもその考え方はかなり浸透してきています。

その創始者の一人が、Insoo kim bergというアメリカの臨床家で、私も過去に2度ほど、来日してのワークショップで直接教えを受けたことがあります。

すでに亡くなられましたが、いまも、その時のことはよく覚えていて、私のカウンセリングの支柱の一つでもあります。

さて、その解決構築療法(SBT)では、クライエントさんを大きく2通りに分けて考えます。

一つは、「カスタマータイプ」

問題をよく理解していて、問題を解決するためには自分自身の取り組みが必要であり、かつそれを行う準備がある、という状態です。

二つ目は、「ビジタータイプ」

問題の解決のために自分が何かする必要があると考えておらず、かつ解決にむけて積極的な行動を行う準備が出来ていない状態です。

 

例えれば、お店に目的をもって買い物に行き、欲しいものを手に入れる事を希望しているお客さんと、お店には来てみたものの、何が欲しいかもわからず、買う気もあまりない、というお客さんです。

当然、カスタマータイプの方がより前向きに取り組むことができ、解決も早くなります。

というより、カスタマーの方は、来談した時点ですでに、自分の中で解決についてある程度の決断はしていて、解決にはそれしかない、と分かっている場合が多いです。

決断はしているものの、今一つ、行動に結びつかない、第一歩が踏み出せない、何か、押してくれるものがあれば、思い切って飛び込むことができるのに・・・と、悶々としているときに、あと一歩を踏み出すために、「再決断」をするために、カウンセリングを受けに来られる方も多いです。

「あと一押し」。

人が自分を変えるとき、それは新しい未来に踏み出すことです。

当然、不安もあるでしょう。

でもそれ以上に、希望に満ち溢れているはずです。

あなたの「あと一押し」は、何ですか?

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

あなたのお宝を見つけましょう。

 広島心理教育研究所 メンタルヘルス相談室Cachette