臨床心理士の小村緩岳です。
カウンセリングのよさは、対話による
- 「今ここで」
の体験にありますが、
認知行動療法は、それを持続させ、効果を高めるために、
「宿題(ホームワーク)」を出します。
そのホームワークをやるかやらないかで、効果には雲泥の差が出ます。
きっちりと取り組んでくださるかたは、効果がきっちりとでますが、そうでない方は、効果もそれなりです。
つまり、認知行動療法は「学習」のプロセスなので、やる頻度、量ともに多ければ、それだけ学習が進む、ということです。
言い換えますと・・・
「治してもらう」
という気持ちだと、よくなりません!
「これで治す!」
くらいの気持ちが必要です。
さらに言い換えますと、その気持ちがあれば、技法は問題ではないのです。
セラピスト、カウンセラーの仕事は、まさに、その気持ちを引き出して、強めていくことのみに注がれるべきでしょうね。
自戒して、今日もまたカウンセリングに取り組みます。
今日もお読みいただきありがとうございました。
「人も自分も大切に」