「聞く力」があっての「伝える力」
これがコミュニケーション力ということですね。
そして、聴くときに、「ちゃんと聞いていますよ」ということを、相手にフィードバックすることが必要です。
それが「うなづき」だったり、「あいずち」、「表情」、または短い言葉での「伝え返し」ということで、傾聴の重要なスキルです。
ふだんのコミュニケーションでも、相手を見てうなづきながら返事をすることで、相手に与える印象が全く変わることは、経験済みですよね。
これを、感情に左右されず、相手との一定の距離を保って、続けることで、円滑なコミュニケーションが実現できます。
ただ・・・これは、他人に対しては出来ても、家族に対してはできないものですよね。
家族や知り合いに対してはカウンセリングは成立しないといいますが、心理的な距離の保ち方が、いかにプロのカウンセラーでも難しいからですね。
逆を言えば、家族や友達に相談してもなかなか解決しない。気持ちは分かってくれるけど、かえって混乱することも…というようなときには、
他人であるカウンセラーの存在は大きな助けになります。
他人だからこそ、あなたに対して真摯に、その時の気分や個人的な価値観に左右されず、「今ここで」を大切に向き合うことができるのです。
よく知っているからできること、そして、知らないからこそできること。
カウンセリングはむしろ、後者です。
人間関係に困ったときは、むしろ、相手を「知らない人」として接してみることが役に立つかもしれませんね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
あなたのお宝が見つかりますように。